梅干しの作り方だよ~~!
梅エキス作りの後は 王道の ”梅干し作り” です。
梅エキス作りに使う梅は 青梅 (緑)
梅干し作りに使う梅は 完熟梅 (黄色、赤)
いうなれば、
青梅は 勢いのある若者!、
完熟梅は 人生の酸いも甘みも嚙み分けた大人!
梅も世代によって仕事が分かれるんですね。
では、梅干し作り(塩分20%)を始めます。( `ー´)ノ
完熟梅を準備します。
梅干し作りで完熟梅を使う理由は、出来上がりがとっても柔らかく、ふっくらとなる為です。
親戚の梅農家様より送って頂きました。
上の状態から2~3日置いてから作ったほうがいいよ とアドバイスを頂きました。
その心は、
完熟状態とは、木からもぎ取るのではなく、自然と落ちた状態の事を言います。
ただ、肝心なのは、
落ちた実はその日のうちに洗浄、塩漬けをしなければいけません。
時間との闘いですね。
その為、配送の時間、仕込み時間の事を考えて収穫し送ってくれました。
ありがとうございます。
ちなみに、梅の甘い香りが強く、段ボールを開けた瞬間 ここは和歌山?
と錯覚するぐらいでした。(言い過ぎや!)
梅のヘタ取りをします。
竹ぐし、つまようじ でヘタを取ります。
梅を洗います。
洗っていると不思議現象を発見しました!
表面が透明だ!!
しかも水につけている場所!!
なんじゃ こりゃぁぁ~
調べてみると、
新鮮な梅には微細な産毛が無数に生えていて撥水作用を起こしているからです。毛の内部は空気が含まれていて水が入り込みません。
梅の周りの空気と水の境目で光が反射するので、透明な膜で覆われているように見えます。
との事です。 なるほどなるほど。勉強になりました。
樽に梅と粗塩を交互に入れていきます。
今回は梅20kgを使う為、重石の分(20kg)も含め40L用の樽を使用しました。
漬物用袋を入れ、梅酒作りで使用した焼酎で消毒し梅、粗塩を交互に入れていきます。
・漬物用ポリ袋 8L用 ・粗塩 4kg ・消毒液 焼酎(ホワイトリカ)
重石を乗せて梅酢を出し梅雨明け迄待ちます。
重石の重さは梅重量の1.5倍から2倍が良いとされています。
軽いと梅酢が上がってこず、空気に触れてる時間が長くなり梅にカビが生えてしまいます。(干す迄の期間中、梅は梅酢に浸かった状態にします。)
さあ、30kgの重石を置きます。
失敗しました。
20L用ウオッシュタンクを使ったのですが、大きすぎて、ペットボトルの重石を入れる隙間がつくれません( ゚Д゚)
ひとまず、2日ほど置いておくと重石が少し沈み隙間が出来ましたので
2Lペットボトルx5本 追加出来ました。
よし、計算通り! (嘘つけ~( `ー´)ノ)
3日後
いい塩梅に梅酢が上がってきたのでペットボトルを外し梅雨明け迄保管です。
暑い暑い夏が来る迄、冬眠です。
冬眠の間、ちょこっと あそびUME
梅を干します。
今年は梅雨が長かった為、約1.5ケ月漬けていました。
待ちに待っていました!
例年なら、じとじとした梅雨が明け、苦しめられる暑さに心が折れてましたが、
今年は違います!
暑さ、紫外線が良い梅を作ります。(多分)
梅酢もきれいな透明感で香りが良いです。
ザルなどに重ならない様に梅を並べて日光に当て干します。
一日一回程度、梅を裏返しします。
皮が破れやすい為、裏返し作業は優しく行います。
大量につくっているお家の方は、ガサガサ揺らして行うそうです。
(1個1個大変ですからね。暑いし)
夕方に取り入れ、2日干しました。
右側は一日目、左は2日目です。
梅干し出来上がり
漬けている期間に対して、梅干しはアッという間に終わりました。
干し上がり後はすぐに食べることもできますが、3ヶ月~半年ほど置き塩味の角がとれて次第にまろやかな味になった頃がおすすめです。
そうはいっても、干している間、出来上がりを食べてみました。
すっぱーーというよりは、塩辛い!!という感じでした。
では、又会う日まで( `ー´)ノ バーイ